アフレ子ブログ

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【バックパック】ジャーマンシェパードと私 in ユジノサハリンスク空港

ユジノサハリンスク空港

ウラジオストクからの帰り
日本までの直行便が取れなかったため
サハリン経由の航空券を購入。

※サハリンの空港(写真)
 アジアや日本行きは別棟

コンビニくらいの空間にひしめく人々。

外へ出て深呼吸… 空気冷た
でもマスク無しでは肺が持たない…胸痛

諦めて中で待機すること4時間半
ようやく搭乗手続きの部屋へ。

移動した先にはこれまた多くの
アジア アジア アジアーン!

1つしかない小さなカウンターの嬢に
我先にとパスポートを差出して
航空券くれよ!とせがんでいる。

この光景…デジャヴ

夕方のスーパー
半額シールを貼ってくれと店員さんに
惣菜を差し出すさまに似ている。

2階へ

一行が過ぎるのを待ってからようやく
チケットを手にして狭い階段を2階へ。

上がった正面いきなり壁
そして後付けドア並列。

どうやら中には係員が居り
お手元拝見しまーす 的な作り。

画像
イメージ図


順番来るまで階段3つ降りて待機。
立ち塞がる警備員の脇には何か武器。

偏見だけど、あちらの方々は大きくて
あまり表情を変えないのでこういう場所だと
シリアス感 増し増しで圧がスゴい。

航空券

ようやく順番 手元のチケット見て 

         ん?

性別:男 
名前:ハン…

何で性別変わってる?
パスポートも男ならイケるか?
いやいや よく見りゃ名前もアジアンやん!

コレ誰の!? 

慌てて階段駆け降りる不審者を
警備員も見逃さない。

受付でパスポートとチケットを見せ
名前が違うと訴えるが話が噛み合わない。

背後から近付く警備員に助けを求める嬢。

そこに新たに投入:
   警備員2号 シェパード付

画像
2号と相棒(イメージ図)

2号に別室入口まで誘導され一言。

 「ステイ」

 犬に?    
 私かい!!

無人のフロアで話し合っている嬢と1号。

再びやって来た2号。
相棒に私とカバンをクンクンさせている。

バックパッカーは運び屋なのかい?
ジャーキーやるから向こうへお行き!

犬も怖いが2号の懐にある黒い武器が
気になって仕方ない。

ちょっと見せて〜いつもなら言ってるが
 今は言っちゃ行けない、働け自制心!!

 

2分後


1号が紙切れ片手に寄って来た。
チケットには私の名前と性別♀ 正解。

再び階段の先
 どこでもドアへ…

中には無表情のターミネーター
無言で見つめ合う2人

言葉は要らない
だってロシア語分からない

解放へのドアを開けるとそこは 無人

置いてかれたか⁉️

離れた滑走路まで移動するバスに
皆乗り込んでいる最中だった。

あっぶなー!コレ逃したら次の飛行機来週だ!

無事バス乗り越み飛行機へ。

画像
バスの中

ようやく帰路へ
 もうクタクタ

画像
小っちゃめ

飛行機乗り遅れてたら
周り何もない極寒の地で
次のフライトまでどうしてただろう・・・


きっと開き直って ロシア語始めてたな

画像
サヨナラ空港

まとめ:

・携帯使えない場合の準備は必ずしとこう!

・待ちが長かったので、本一冊持ってくるべきだった〜

 

本:「女三人のシベリア鉄道

与謝野晶子宮本百合子林芙美子 明治末から昭和初めの動乱期に

シベリア鉄道で大陸を横断した女性作家たちの足跡を辿った一冊。

まさに女性バックパッカーの先駆者。

 

 

1912年 与謝野晶子

 フランスに留学した旦那を追い敦賀港からロシアのウラジオストクへ。

 そこからシベリア鉄道で1人パリへ向かう本。

 旅費は、源氏物語の口語訳を手がけて捻出したとのこと。

 生涯 子供12人産んだってのもすごい。

 

 ウラジオストク孔子廟には与謝野晶子の読んだ句が石碑となって

 置かれていて驚きました。

 

 その時代にロシア女1人旅ってすごい情熱!

       


最後までご覧いただき
  ありがとうございました!